純米大吟醸「得月」
- 2008/10/18
- 16:36
名前の由来
商品名『得月』は、中国の蘇鱗が詠んだ詩「近水樓台先得月」
(水に近き楼台は先ず月を得る)に由来します。
「得月」には、水面に映った月を見るという意味を含んでいますが、
広く“お月見”においてお楽しみいただけたらという想いを込め引用しました。
昔から陰暦8月は、空気が乾燥することで月が鮮やかに見え、湿度が低いため
心地よく観月できる時期とされてきました。
古来この時期になると、祭壇を作りそこにススキを飾って、団子や里芋、お酒などを
供えて月を眺めました。
さらに、平安時代に中国から月見の祭事が伝わると、貴族の間で観月の宴や舟遊び
をして、月の歌を詠んだり、月見酒を飲んだりしました。
日本人が秋の月に寄せた想いは深く、多くの歌が残されていることからもそれを
うかがい知ることができます。
「得月」にちなんで、盃に月を映して粋な楽しみ方はいかがでしょうか。
得月のこだわり
『得月』は、母方に越路早生、父方にコシヒカリの血を受け継ぐ、新潟県産米
「ゆきの精」を28%まで磨いて醸しました。
米が砕けないようにそこまで精米するには、三昼夜も時間をかける必要があります。
玄米では楕円形だった「ゆきの精」は、仕込みに使われる時にはまん丸で、
あたかも空に輝く満月のようです。
手間隙かけた原料米だからこそ、造りはもちろん丁寧に、低温で一ヶ月程度
かけて醗酵させます。
中秋の名月と共に楽しんでいただきたいお酒です。
軽く冷やして、気品ある香りと優しい味わいをお召し上がり下さい。
商品のご案内
- 得月 : 純米大吟醸酒
- 原料米 : ゆきの精 28%
- アルコール度数 15度以上16度未満
- 希望小売価格 : 720ml 4,295円(税込)
ラベルの「得月」の文字は、新潟市在住の書家・坂爪叟玄氏に“月”をイメージして
揮毫いただきました。
パッケージは「鳥獣戯画」をヒントに、うさぎが月見をしながら宴を楽しんでいる風情を
デザインしました。“月見酒で楽しんで欲しい”というメッセージが込められています。
商品にはかわいい精米見本もついています。
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